必聴!録音ノイズ除去に強力なツール

2017年9月23日

音声の録音、ボーカルの録音、演奏の録音…様々なシーンで音を録音する機会があるが、そこで悩まされるのが、ノイズだ。
どうすれば、このノイズを除去できるのかをまとめたのでぜひ見て欲しい。

1. 録音した直後の音源

最初に、録音した直後の状態の音源を聞いて欲しい。
ちなみに、この音源はノイズは録音機器から録音したものと、音声は自分の音声を入れるのが嫌だったことから、CeVIOという音声合成ソフトを使用して喋ったものを合せている。

 

2.  ノイズ・ゲートを使う

waves-C1-gate
僕がよく使うノイズ・ゲート「Waves C1 Gate」

ノイズ・ゲートで処理した音源を聞いてみよう。

先ほどの音源よりもノイズがきちんと除去できた感じがする。

よくフリーの音声編集ソフトなどに付いているものだ。ノイズ・ゲートの仕様は、

  • 一定の音量以下の音を切る

というものだ。録音した時に発生するノイズは一定の音量の雑音が常になっているので、この音量以下をカットするようにすれば、ノイズを消すことができる。

しかし、このノイズ・ゲートには欠点がある。それは、音声などが混じっている箇所のノイズは除去できないということだ。また、大きくノイズ・ゲートをすると声の喋り始めの音の一部が削れてしまうことが多い。その問題点を改善できるのが、以下のノイズ・リダクションだ。

3.  ノイズ・リダクションを使う

僕が普段使用しているノイズ・リダクション「Waves X-noize」
僕が普段使用しているノイズ・リダクション「Waves X-noise」

ノイズ・リダクションでノイズ除去した音源を聞いてみよう。

ノイズ・ゲートを使った時よりももう少しキレイに除去できたと思う。

ノイズ・リダクションは、簡単に言うと

  • ノイズの周波数特性を抽出し、その成分をカットする

という仕様だ。ノイズ・ゲートと何が違うかというと、例えばノイズ・ゲートで問題であった音声と混じった箇所のノイズのカットも、予めノイズの周波数特性を抽出できればカットできる、ということだ。ノイズ・ゲートよりも高性能なだけあって、通常フリーの音声編集ソフトには搭載していない。

ちなみに、僕が使用しているのはWaves X-Noise/Z-Noiseだ。こちらもなかなかの値段のものになってしまうが、音声編集を仕事としている方なら必ず持っておきたいソフトだ。(但し、X-NoiseやZ-Noiseは単独で動作するソフトではないため、同様の機能を持ったソフトのAdobe Auditionの方が良いかもしれない)

もし、どうしてもノイズを除去したいけれど、ここまで高価なものを買うほどでもない方は、ノイズ除去だけの業務もこちらで承っているので、ぜひ問い合わせて欲しい。

4. 結局は録音段階でいかにノイズを減らせるか

上記のノイズ除去の手段はあくまで、再録音ができない、もしくは再録音してもノイズを減らせる見込みがないものに対して、仕方がなく使うものである。よって、可能であれば録音段階で極力ノイズを減らして収録するように努めていく必要がある。
録音段階でノイズを極力減らす方法については、別の機会に書くことにする。